【後味悪い話】「リング」シリーズ

後味悪い話

1000: 裏飯屋がお送りします 2004/04/04 04:04:04.44

その手のジャンルシフトオチの走りは、「リング」「らせん」「ループ」
の三部作かな?
「リング」は映画にもなった有名なホラー小説。
呪いのビデオを観ると、一週間後に死が訪れる。偶然にその呪いのビデオを観てしまったジャーナリストが、死の呪いを回避するために奔走する話。
友人の学者に相談したら、「オレにもそのビデオを見せろ」と言ってきたので、
ダビングしたビデオを見せて協力を仰ぐ。

 

 

様々な調査をしている間に、同居の妻子が偶然残されていたビデオを観てしまう。
自分が生き残るために、なによりも息子を生かすために、友人学者の協力を得つつ
必死にビデオの由来の調査をすすめ、ついに、そのビデオが貞子という
超能力者の女の死後の怨念が念写したものであるということを突き止める。貞子の白骨遺体を見つけ出したジャーナリストは、一週間を経過しても死なず、
貞子が成仏したために呪いを回避できたとホッと胸をなでおろした。
しかし、その後、友人学者の遺体が見つかる。
「呪いは解けたはずじゃなかったのか?!このままでは息子が…!」とパニックになるジャーナリスト。

結局、死ななかった自分と死んだ友人学者の違いから「呪いを回避する
ためには、ダビングをして呪いのビデオを増殖させ、それぞれ別の人間に
見せなければいけない」というこに思い至り、ビデオデッキとダビング用
ビデオテープと妻子を自動車に乗せ、実家の老いた両親の元へ走らせるシーンでEND

 

…ここまでが「リング」。
まあ、息子のために両親を犠牲にするのか、とか、その後この呪いの回避法が
広まったらどんどん呪いのビデオが増殖しちゃうじゃん、とか、良い感じの後味の
悪さのある良作ホラーだと思ってて、期待をしながら続編の「らせん」に手を伸ばした。

この先はあまりに酷いジャンルシフトだったので、ストーリーを詳細に覚えていないのだが、

「らせん」は、友人学者の解剖をした監察医が主人公。
友人学者の死因は、何らかの原因で心臓の近くの血管に肉腫ができて血管を詰まらせた
ことによる心不全だった。
その後、ジャーナリストの妻子が呪いで死んでいることが提示され、前作のエンディングで
提示された「呪いの回避法」が間違っているとされる。
なんと、呪いの正体は新種のウイルスで、ビデオを観た人間の「網膜から、体内に入り込み」感染し、
一週間で心臓近くの動脈に肉腫を発生させて血流を止めてしまうからだった。

 

…って、実体を持つウイルスが、何でウイルスの実体を持たないビデオの映像から感染できるんだよ!
超能力のある世界とはいえ、それは酷いだろう?!とツッコミつつ、怖いもの見たさで「ループ」を手に取ると。

実は、「リング」「らせん」の話は、「数十万個の巨大コンピュータを使って、
電子世界に架空の世界をプログラムし、生命の進化と可能性をシミュレーションする
プロジェクト」の仮想世界の中のお話しでした。

なんだってー?!orz

前作を気に入った人に対して「うっそぴょーん!」とケツを叩いてみせるような真似を
2連続でやっちゃう作者のメンタリティが、とっても後味悪かったというお話。

 

 

管理人
管理人

コレは確かにどんでん返しどころか、ちゃぶ台返しだったなぁ

 

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