【意味怖】竹田の肝試し【意味がわかると怖い話】

意味がわかると怖い話

809 本当にあった怖い名無し:2007/09/23(日) 21:35:23 ID:V0mKOnvT0

「出る」と評判の廃屋で、俺たちグループの中でもいちばん気が強く、心霊現象完全否定派である竹田が、
夜に一人で肝試しをすることになった。
他愛ない雑談から、いつのまにかそういう話になってしまったのだ。
「やめといた方がいいって」と俺たち四人は引き留めたが、竹田は鼻で笑い、
「じゃあ、必ず約束守れよ。俺が一人きりで朝まであそこで過ごせたら、お前らは俺に二千円ずつ払う。
 もし俺が逃げ出したりズルをしたら、俺がお前ら全員に二千円ずつ払う。
 証拠のハンディカムはちゃんと回しとくから」

 

『……っと、位置はこのへんでいいか。映ってるよな?
 つーわけで、一人肝試しのはじまりはじまり。拍手~。
 ハァ、朝までヒマだね、しかしこれ。
 携帯もノートパソコンも駄目とは、自分で言いだしたものの、チト厳しい縛りだったかな。まあいいや。
 さて、と。
 このままボーッとしてるのもなんだからさ、ひとつ俺が、そう、霊なんか一切信じてないこの俺が、
 とっておきの『怖い話』をしてやるよ。
 お前らのこと。お前たち『四人』の話。
 ……お前たち、まだ気づいていないのか?
 違うだろ。本当はとっくに気づいてて、なのに知らないふりをしてるだけなんだよな。
 ……なあ、正直に言うよ。俺はいま、怖くてたまらない。
 この廃屋がじゃない。お前たちが、だ。お前たちの視線が。
 いま、こうしてお前たち『四人』に、俺を見られていることが。
 怖くて怖くて死にそうだ。ずっと前から。
 …………
 どうやら賭けは俺の負けだな。ちゃんと払うよ、六千円は』

結局、竹田は俺たちに金を払うことはなかった。
ハンディカムの映像だけを残し、あの夜に廃屋から出たあと、突然失踪したから。
行方はいまだに知れない。

いまでもたまに俺たち四人は、竹田の残した映像を見る。
そのたびに不可解な気分にとらわれる。
いったい竹田は、俺たちの何がそんなに怖いのだろう。

 

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四人全員に2千円ずつ払うなら8千円になるはず。
つまり4人のうち一人がこの世のものでない可能性がある。

 

 

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