【ほんのり怖い話】ボロアパートで聞こえるカリカリという音

ほんのり怖い話

1000: 裏飯屋がお送りします 2004/04/04 04:04:04.44

同僚から聞いた話ちょっと書き込み用にいじりました。

これは僕が大学生のときの話なんですけど、大学は他県で家から通えないので、とりあえず安いアパートでいいかなと思って探していたら、すごく安くて、でもその安さが頷けるほどのボロアパートがあったんでそこにしました。

でも、そのボロアパートの自分が住む部屋はなぜかトイレのドアだけキレイでした。

とりあえず、曰く付き物件は避けたかったんで大家になんでここだけきれいなのか聞いてみると、前のドアはときどき中から開けれなくなって不便だったそうです。

 

 

それで何事も無く3ヶ月たったんですが、ある日の深夜寝ていると、 カリカリカリカリカリカリ と聞こえてきて、何の音か確かめるために電気をつけてベットから降りようとしたと同時に、そのカリカリという音も止んだのでちょっと怖かったからそのまま原因は確かめずに寝ました。

次の日の昼にテレビを見ていると

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

と聞こえてきて、とりあえずテレビの消音にしてみて止むのを待っていたんですが、まだ

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

音がしたので、床をドンッっと殴ってみると止まりました。

ゴキブリとか何か硬い虫がどこか移動している音だとかいろいろ想像し納得しましたが、今思うとそういう音ではなく、ずっと一定に同じ音だったので明らかにおかしいかったです。
毎日、でも時間は一定ではなく

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

という音はは続きました。

それで次第に自分も外に出かけたりするのも増え、 カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ という音を聞かなくてすむ日もありました。

でもそれは自分が家にいない間に鳴っていたんだろうと思います。

それでも一日に一回だったのが何回も鳴ったり、深夜にも

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

という音がすぐに止まなくなり、ずっと布団にこもり、無視していると

ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ

と言う音に変わり、次第に恐怖からストレスの元になりちょっと頭がおかしくなりそうだったので原因を探し出してやると思ってました。

でも深夜に原因を探すのはやはり怖く、昼間になったときにしようと決めて昼間になるのを待ちました。

そのときはまだ幽霊のせいとかは思ってなく虫やらネズミやらだと思ってたんですが、今思うとガリガリガリガリガリガリガリいってる時点でそんな問題ではないことは分かります。

次の日、昼間に待機しながらテレビを見てたら カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ 鳴ったので、とりあえず音のする方向に行ってみるとそこだけきれいなトイレのドアの前でした。

それで カリカリカリカリカリカリカリカリ という音は中から聞こえてるらしく開ける前にノックをしてみると、トイレのドアを内側からドンドンドンドン叩く音に変わり、こっちもドンッと叩き返しても止まることなく

ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン

という音が続きました。

怖くなったのでその場で固まってると音はどんどん強くなり

ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン

という激しい音に変わり、振動も床から伝わってくるほどでした。

そのボロアパートはただでさえ人が少なく、そのときは昼間なのもあり大家しかいませんでした。

その音で大家が上がってくるかと思いきや上がってこず、自分も怖くて動けなくなっていると音は止みました。

とりあえずドアを開けるとドアの内側はガリガリ引っかき傷や凹みがありました。
とりあえず怖く、一人が嫌だったので大家のとこに状況説明しにいくと、大家はもう分かっていた様子で大丈夫ですと言われました。

で理由を教えるというから大家と一緒に自分の部屋に戻ったんですが、問題のドアに傷はありませんでした。

大家がいうには、昔前のドアの時トイレで毒ガスを使い自殺を図った女性がいて、でもそれは実際自殺未遂で途中やめようとし、空気を入れ替えようとドアを開けようとすると、前のドアは最初に言ったとおり時々開かなくなりそのときも開かなかったそうです。

それで女性は気付いてもらえるようにドアを叩いたり蹴ったりしていたんですが誰も助けに来ず、来たかも知れませんが玄関には鍵が掛かっていたらしいです。

それでだんだん苦しくなってきた女性はつめにドアを引っかきまわして死んでいったそうです。

カリカリという音はドアをひっかく音でした。

そのことを言い終えた大家は別に傷が出ていてもきづいたらその傷も消えているし、ドンドンカリカリといった音が鳴ったときも気付いてあげる素振りをすれば止むから大丈夫だよ、といってきました。

僕は冗談じゃない、契約する前にちゃんと伝えろ、でももういいから今すぐでさせてもらうと言って荷物をまとめてボロアパートを飛び出しました。

その荷物をまとめて飛び出すとき カリカリカリカリカリ 聞こえてきましたが無視して飛び出しました。

別にそのことに関して問題はもう起こらずに今は怪奇現象には全く縁のない暮らしをしております。

 

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