【怖い話】こっくりさんと10月10日

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1000: 裏飯屋がお送りします 2004/04/04 04:04:04.44

 秋が近くなると、私はいつもあるいやな出来事を思い出します。

当時、私は中学3年生、その頃、学校ではこっくりさんが流行っていました。
興味を持った私達は、仲のよかった4人でM子の家に集まり、こっくりさんをする計画を立てました。

 深夜12時ちょうど。
4本のろうそくのゆらめく明かりの中で、こっくりさんが始まりました。

 

「こっくりさん・・・あなたは、いくつですか?」
…10サイ・・・デス
「この辺に住んでいたのですか?」
ハイ・・・。ナマエハ・・・アヤカデス。
 遊びではない異様な空気。
余りの恐怖に3人から悲鳴が上がります。

私は「手を絶対離さないで。すぐ帰ってもらうからこのままジッとして」と皆に言い聞かせました。
「アヤカさん。ごめんなさい。私たちはもう寝るので帰って下さい」
 しかし、4人の指は何かに取り憑かれたように文字盤の上をすべり続けます。ワタシハ5ネンマエ、クルマニ ヒカレマシタ。イキテイレバ ミンナトオナジ チュウガクノ 3ネンデス・・ミンナイッショニ イテクダサイ

「解りました。本当にごめんなさい。もうお帰りください。」

イヤデス。ワタシハ10ガツ10カ、クルマ二ヒカレマシタ。オトモダチヲ ヒトリ ツレテイッテイイデスカ?・・・ソレナラカエリマス。
 ついにこらえ切れず、友達は悲鳴をあげて指を離してしまいました。
「誰も連れて行く事はできません! ごめんなさい。さようなら!」
 私はまだ滑り続ける嫌な指先の感触に耐え切れず、半ば強引に10円玉を真中に戻し、こっくりさんを終らせました。

その途端、・・・カタン・・・と  机の1本のろうそくが倒れました。

その後、私達4人の間でこっくりさんの話はタブーとなりました。
4人は別々の高校へ行き、暫くバラバラになっていました。

ある、秋のお祭りの日。
かつての友達から誘いがありました。
ですが、私はなぜか気乗りがせず、その誘いを断り家で過ごしていました。

すると突然、友人のY子から電話がありました。
「M子が・・・たった今、酔っ払いの車にはねられて・・・死んじゃった!」

翌朝の新聞の右下、小さな記事として16歳のM子の死を告げる記事がありました。

その祭りのあった日こそ、あのアヤカと言うこっくりさんが告げた
10月10日だったのです・・・。

(終わり)

 

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裏島哲郎 -怪談屋-

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